次世代の光ストレージであるホログラフィックデータストレージは、2次元のデータを3次元的にホログラム記録することで、大量のデータを高速に読み書きできます。
HoloStorage では独自開発の「波乗り方式」により、超高速記録再生が可能なホログラフィックデータストレージの開発と事業化に取り組んでいます。
ホログラフィックデータストレージでは、記録したいデータを2次元のデータページとして表現し、これをホログラムとして記録します。記録したホログラムに光を照射することでデータページが再生され、イメージセンサにより読み取ります。
ホログラムの記録媒体にはフォトポリマーを使用します。フォトポリマーに記録したホログラムの寿命は50年以上とされ、長期のデータ保存に適しています。
ホログラフィックデータストレージは待機時の電力消費がないため、既存のアーカイブストレージを置き換えることで大幅な消費電力の削減を実現可能です。
HoloStorage ではホログラフィを応用した計測技術の開発と事業化にも取り組んでいます。ホログラフィを利用することで、従来の光計測では測定不可能な位相情報を定量化することができます。これにより試料の光学的厚さや表面形状の計測のほか、収差除去やポストフォーカスといった処理も可能になります。